宝刀「河童丸」の行方・・②

死人里路」から車で30分ほど行くと、秋田県由利本荘市東由利の須郷田集落に辿り着きます・・。

河童から貰った宝刀「河童丸」を所有しているという小松家を探しに来ました・・。

古からこの集落に伝わる伝承では、この石沢川の大巻渕に河童が住んでいたんだそうです・・。

文献を要約すると『河童丸は須郷田集落の小松卯一郎という九郎平の子孫が持っていて毎年正月の十一日だけお天道さまに見せる』と書いてあったので、それを頼りに村人に小松家が何処なのか聞いて回ったんですが・・どうも集落の半数ぐらいが小松家らしく・・いったいどの小松さんが卯一郎さんの家なのか見分けがつきません・・(^_^;)

途方に暮れてると・・これまた小松と書かれた表札の家に、前歯が一本もないお爺さんとお婆さんが犬の散歩から帰ってきたので聞いてみることにしました・・。

僕「すいません・・もしかして・・小松卯一郎さんですか?」

爺「フォフォフォ・・フイジロウしゃんだば・・オエでねでゃ・・なすた?」

僕「卯一郎さんが河童丸という河童から貰った刀を所有してるという話を聞いたんで・・見させてもらえないかと思いまして・・」

爺「フヒャフヒャフヒャ・・おや・・なしたど・・オメもフマなヤヅだな・・んだども・・かなりムガスに何処がさ売ってしまったってハナスだどもな・・まず行ってみればいね・・ほえ・・そごの通りのムガイさバサマいだべ・・アコの家だおの。」

とのこと・・訳さないでもだいたい解りますよね?・・(^_^;)

小松卯一郎さんの家は、そのむかし長者だったという面影を偲ばせる立派な屋根のお家でした・・。

僕「あのーコチラは小松卯一郎さんのおうちですよね・・?卯一郎さんは御在宅でしょうか?」

婆「あ?いま、いね、なすた?」

僕「あのぉ失礼ですけど・・オバアチャンは・・このおうちの方ですか?」

婆「んだ、おえ、ウイジロウの嫁だおの」

僕「えー!!そーなんですか!河童丸を見せていただきたくて秋田市から来たんですけど・・正月じゃないから無理ですかね?」

婆「あ?河童丸?あーあの刀のが、それはオエも見だごどね、当のウイジロウさんも見だごどねっつう話だ」

僕「へ?(^_^;)・・それって・・どういうことですか?」

婆「こえはウイヂロウの父さんがら聞いた話だども、第二次世界大戦終了時に、ズーエイツクー(GHQ)の刀狩りがあって、そのとき河童丸も没収されそうになったんで油紙さ包んで裏山さ隠したんだど・・んだきゃホトボリ醒めでがら河童丸を掘り出そうと思ったんだども・・ジサマも歳とってしまって埋めだ場所忘れでしまったんだどせ・・んでそのまんま行方不明になってしまったって話だ・・」

僕「え?そうなんですか?家宝なのに・・もったいない。もしよろしければ僕も探すの手伝いましょうか?」

婆「そえだばオエさ聞いで貰っても判らねでゃ、ウイヂロウさん居るどきにでもまだ来てけれ!へばな。いまハダゲ忙しくてよ。」

との事でした・・。

ということで・・卯一郎さんに許可を得られれば「宝刀河童丸探索隊」を結成しようと思うのですが・・その話興味ある!という酔狂な方がいらっしゃれば連絡をいただけましたら・・(^_^;)

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