こけしの話・・②

僕の実家の玄関には昔ドナタかから頂いたというコケシが二体飾ってあります・・。

後ろをみると「小椋久太郎(1906〜1998)」作と銘が入っていました・・。

この方、ネットで調べると「鎌倉時代から続く木地山こけし中興の祖」「ブリュセル万博でグランプリ受賞」等々、意外と凄い方なんですね・・。

こりゃもしかしたらお宝じゃねーか?とヤフオクで調べるも、こけしって土台そんな高値が付くような代物では無いようで、意外と安価に取引されてました・・(^_^;)

この秋田の名工いわく「こけしは顔が命、それも目と眉の絵付けが最も肝要な部分」って生前語っていたらしいのですが・・この二体は何度見かえしても精妙とは思えないというか、子供の悪戯書きにも見えてしまうのは・・僕だけでしょうか・・。

以前こけし人形は、江戸時代初期から近代まで長らく続いた飢饉によって、間引き(子消し)という憂き目に晒された稚児を忍んで作られた、という伝説があるという話を書きました・・。

この左側の方は稚児というよりも、僕が毎晩飲み歩いて深夜に帰って来るのを玄関でシラーっと眺めながら軽蔑の眼差しを送る女性のように見えてくるのは、気のせいでしょうか・・。

 

 

こけしの話・・。

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