石沢郷土誌に添付された古地図を見ると「奥ヶ沢」と「シビトサトウジ(死人里路)」の位置関係が判りやすいので載せてみます・・。
左側に見える「サクノ台」は死人里路伝説に登場する庄屋の娘サクノに由来するようです・・。
彼女が村の貧しい若者とシビトサトウジで逢引きする前に、山中の程よい所で髪を結い直し紅白粉で化粧をした場所、に因んで名付けられたんだとか・・。
さて「魔の石」に関してなんですが・・石沢郷土誌には「緑滴る雑木林の中にある奇形の巨岩」と記されているだけで・・かなりアバウトなんでドレがドレなんだか・・皆目見当もつきません・・(^_^;)
なーんか位置的にはコレっぽい感じがするんだけどなぁ・・。
奥ヶ沢は峡谷(岩だらけ)なんで、この他にも「弁慶肩止め石」「人走り石」「大蛇石」「太る石」等々、奇岩にまつわる伝説が数多く存在します・・。
全部、標柱や名札を付けてくれりゃミステリーツアーとかで観光名地になると思うんだけどなぁ・・。
ちなみに奥ヶ沢という地名は日本各地何処にでもありそうな感じがしますが、ネットで検索するとココにしか無いようです。
「奥」の付く地名は古来、埋葬地、祖霊を祭る場所、聖地に対して付けられる場合が多いらしく、まさしくサクノ台やシビトサトウジの伝説とも符合しますね・・。
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