究極のきりたんぽ鍋を完成させる為のメソッド・・②

現在、食べログ秋田総合ランキング8位(令和2年9月)。

秋田県で一番有名なキリタンポ鍋屋である「元祖むらさき」さんに伺いました・・。

写真は「大舘の北川景子(僕が勝手に言ってるだけですが)」こと、お店の名物女将です・・。

ちょっとだけ本物とは歳は離れてますが(たぶん)、ニコッと笑うと笑顔がソックリの秋田美人で、鍋を注文すると目の前で一から作ってくれます・・。

むらさきのキリタンポは見てのとおり、通常市販品よりもかなーり太いです・・。

秋田こまちを使っているらしいのですが、たぶんこれ一本で御飯一合近くはあるんじゃないでしょうか・・。

めっちゃ食べ応えがあるというか・・これ一本食べるとお腹いっぱいになります・・(^_^;)

もともと山田流(山田式、古式という人も)から発したこの店は、具材も「ネギ」「ゴボウ」「舞茸」「比内地鶏」「セリ」のみ使用と、余計なものは入っておらず至ってシンプルです・・。

「山田流」というのは鶏博士としても著名な山田定治(初代秋田三鶏保存会会長、比内地鶏の然記念物指定に貢献)が、もともとマタギが山で食べていた鍋と大舘に自生していた比内地鶏を組み合わせ、広く流通させるために再編成したもので、元祖である鹿角のきりたんぽ鍋との違いは、糸こんにゃくを使用せず、食前にしぼり大根の汁をアクセントに加えて味を調える方式です・・。

現在全国で山田式で提供している店は、僕が監修をしている秋田の郷土料理店「とっぴんぱらりのぷ」を含め、極少数の店舗だけだと思います・・。

むらさきさんも以前はシボリ大根汁を常備してたんですが、最近は手に入りづらくなったとかで置いてなかったので、僕が鹿角の道の駅で買ってきた「松館しぼり大根(日本一辛いと言われている)」を入れても良いかと図々しくも北川景子に聞いてみたら、快く承諾してくれ厨房で絞ってきてくれました・・。

 

キリタンポは包丁で切るよりも、こんな感じで手で千切った方が味が沁みると言われております・・。

ネギを入れ、最後にセリを放して・・

出来上がり・・。

どうですか・・コレ・・めっちゃ美味そうでしょ!!

まず一杯目はそのまんま頂きます・・。

二杯目はシボリ大根汁を入れて・・。

こーやって食べると最後まで飽きずにスッキリ食べれるんですよね~・・。

前の日に伺った「美ふじ」さんも此方むらさきさんも、比内地鶏の精肉のみで「モツ」や「キンカン」は入ってないからスープの味は至ってスッキリで、コクをあんまり感じません・・。

これが秋田県北の伝統の味だっていうのは判りますが・・僕はもう少し濃いスープが好きなんですよね・・。

究極のきりたんぽ鍋では、比内地鶏の新鮮な臓物も加え、もう少し深みのあるスープにするつもりです・・。

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