ウィキペディア(Wikipedia)で「猫又」を調べると『猫又、猫股(ねこまた)は日本の民間伝承や古典の怪談、随筆などに出て来る猫の化け物。大別して山の中にいる獣といわれるモノと、人家で飼われているネコが年老いて化けるといわれるモノの2種類がある。』と、あります・・。
そんな只ならぬ地名のついている場所が秋田県男鹿半島にあると、以前此方で紹介し近くまで行ってレポートしたことがありました・・。
こちらが猫又沢の所在地です・・。
行き方については前項参照願います・・。
てっきり化け物の巣窟と化した陰翳たる場所だとばかり思ってたんですが・・近くを通るも猫一匹見つからず、スゴスゴと帰ってきた記憶があります・・。
先日、ネットで地名研究家の方の気になる記述を発見しました・・。
以下抜粋、
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猫地名の由来を検索すると猫に関する伝承が出てくることもありますが、そういうエピソードはだいたい後世の作り話です。
地名というものは概してシンプルに地形や用途に由来していることが殆どなのです。
猫地名も例外ではなく「山のふもと」を表す地形語「ねこ」に由来していると考えられます。
- ね→「山や丘陵の下方」を意味する「根」
- こ→「〜のところ」を意味する接尾辞「ここ、そこ」
猫地名の内訳を見ると「猫沢」「猫淵」「猫田」「猫坂」「猫鼻」などがありますが、これらは全部「猫」を「山のふもとの〜」と読みかえると、自然に意味を理解できます。
- 猫沢:山のふもとの沢
- 猫淵:山のふもとの淵
- 猫田:山のふもとの田
- 猫坂:山のふもとの坂
- 猫鼻:山のふもとの鼻(突き出した地形)
実際に猫地名の場所を地図で確認してみて、山のふもとに位置していたら、まずこのパターンだと考えて間違いないでしょう。
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とのこと・・。
なーんかオチに夢が無いなぁ・・(^_^;)
まぁ確かに見てきた地形と符合しますもんねえ・・。
ということで「猫又沢」の調査は此処で終了します・・。
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