日本全国に「地獄」と名付けられた地名が存在し、その大半は地表に有毒ガスもしくは温泉が噴出しているような場所を指します・・。
まあ昔の人たちが地獄を想像するとき、あーいうグツグツというか、煮え湯みたいなのが噴き出てるってイメージなんでしょう・・。
ですがココ秋田県南秋田郡井川町赤沢地獄沢に来てみても、緩やかな田園風景が広がるだけで、それらしい雰囲気は全く無いし、近くに温泉があるわけでもありません・・。
だとすると、それ以外の理由があって名付けられた可能性があります・・。
茨城県に伝わる逸話があります・・。
江戸時代、水戸藩の管轄であった小生瀬村の住民が役所との行き違いが元で、役人によって皆殺しにされたという事件があったそうです・・。
その数は数百人にのぼったとも言われる大事件で、当時大勢の農民が追い込まれ逃げ込んで皆殺しにされたといわれる岡ノ内坪の深沢が、現在でも「地獄沢」という正式名で残っているそうです・・。
その他農民が命乞いをした場所を「嘆願沢」、役人が血の付いた刀を洗った場所を「刃拭き沢」、斬られた者の首を埋めた「首塚」、胴を埋めた「胴塚」などの呼称が残っているんだとか・・。
まさか・・ココは違うとは思いますが・・。
隣にある「おんな取沢」も、山梨県に逸話が残ってるのでまた次回・・。
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