秋田県立図書館に、秋田県大仙市協和の伝説を集めた「羽後のものがたり」という古書が所蔵されています・・。
「秋田県大仙市協和の山奥にある宮田集落には古来【くぐり木】と呼ばれる大樹がある。この樹の地上十尺位に竜頭に似た「瘤」があり、くされ落ちるようになるとまた新しい瘤が出てくる。樹の根元は地上五尺程のところから四つにわかれている。この木を拝み、その四股の隙間をくぐりぬけると、オコリ病が治ると言われている。古の人はオコリは無縁仏のタタリだという。オコリに罹かった人がくぐり木を見ると竜の身体のように見え、幹に傷つけると必ずバチがあたり血が流れるという。」
その中に、この様な不思議な文章を見つけました・・。
オコリ(瘧)病は、現代におけるマラリアを指す場合が多いのですが、当時秋田では感染症全体をオコリと呼んでいたようです・・。
コロナ禍状態が続く昨今に置いて、もしかしたらアマビエ並みに御利益があるかもしれないので、一回見てこようと思います・・。
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