その禁断のフグ肝が全国で唯一、大分県ならば食べれると耳にし、フグの本場として名高い「臼杵(うすき)」に行ってきました・・。
青酸カリの1000倍もの毒素を持つフグ肝が、何ゆえ大分県でだけは食べれる(こっそりだけど)かというと、養殖のフグだからだそうです・・。
フグも生れた時から毒を持っているわけではなく、海中でテトロドドキシンを含んだ藻類やヒトデを捕食することによって体内(肝臓)に徐々に毒素が蓄積されていくらしく、養殖場で普通の餌を与えて育てたフグの肝には毒が発見されなかったという事が最近の研究で判ったんだそうです・・。
それじゃあ養殖のフグだったらバンバン肝も食えるじゃん!と思うんですが、そーいうわけでも無く、わが日本の厳しい法律上では素人による判別ミスや誤食を恐れ、未だに「養殖天然問わずフグ肝を食べる事は禁止」と定めているので、フグ観光地であり昔からの食文化を継承しているココだけは特例としてコッソリ提供ならばOK・・ということになっているようです・・。
コッソリという建前なんで今回は店名も伏せておきましょう・・。
さて、肝心のフグ肝の味なんですが、正直「カワハギ」や「ウマヅラ」の肝の方が美味いなと思いました・・。
トラフグって身も白子も無味というか綺麗に透き通った食味が特徴だと思うんですが・・この肝って、意外と雑味があるんですよね・・(^_^;)
もしかしたら天然の、坂東三津五郎が食べたホントにヤバイ奴は、ちゃんと美味いのかもしれませんが・・。
いつか、もう命も幾ばくも無いという瞬間が来た時、誰かに無理を言って真偽を確かめてみようと思います・・。
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