化物坂・・①

江戸時代の著名な紀行家である菅江真澄の著書『雪の出羽路』に「さへの神坂を雲深くあるは、小雨そぼる夕ぐれなんど通れば、男は女に逢ひ、女は男に往き会う事あり、又ぬらりひょん、おとろし、野槌なんど百鬼夜行することありと、化物坂といふ人ありという記述があります・・。

これを現代語訳すると「賽の神坂を小雨の降る夕方に通ると、男性の場合はこの世のものとは思われない見目麗しき女とすれ違い女性の場合は好男子とすれ違う事がある。また化け物のぬらりひょん、おとろし、野槌(のづち)が連れ立って歩くのを見られる時がある。人はそこを化け物坂と呼ぶ。」になります・・。

ぬらりひょんって・・ゲゲゲの鬼太郎の作者が創作した妖怪だと思ってたんですが・・ホントにいたんですね・・(^_^;)

この書物には「化物坂は出羽国雄勝郡稲庭郷沢口村にある」とも記されております・・。

沢口村は現在の秋田県湯沢市稲庭町沢口地区であるという事も判りました・・。

ホントかよ・・菅江真澄・・ということで、調査報告は後程・・。

 

 

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