秋田県男鹿市五里合鮪川にある「ニカコ沢」・・。
古い秋田弁で「ニカコ」「ニガコ」は赤ん坊を指します・・。
一説には五十日子(イガガコ)が訛ったとも言われているそうです・・。
秋田県内には他にも赤ん坊を指す方言で「ビッキ」「オボコ」等ありますが、その名のつく地名(オボコ沢・ビッキ林)は江戸時代頻発した飢饉時の「子捨て」「まびき」という悪習が行われた場所だとされています・・。
界隈に用事があったので寄ってみました・・。
グーグルマップの航空写真では森林状態でしたが、現在はショベルカーが入り開墾されています・・。
地名にニカコが付くからって、本当にオボコ沢やビッキ林のような事実があった場所かは判らないんですけどね・・。
でも子捨てや姥捨てという習慣は、村の恥というか表に出したくない負の歴史の為、地元の正史には一切記載が無く古老の口伝や古への地名だけが、現代にその名残を遺すのみとなっているのも事実です・・。
僕は一応拝んできましたけど・・。
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