先週末、今年何回目か(忘れた)の新年会がありました・・。
会場は、秋田市保戸野にある「匠(たくみ)」。
僕の秋田県美味い店ランキングでも最上位に位置する老舗です・・。
最初に出て来たの三陸のホヤの和え物・・。
次がトラフグの幽庵焼きとセロリと数の子・・。
幽庵焼きって・・味付け自体がそんなに好みじゃないのでアラカルトだとまず頼まないけど・・これは味が整ってました・・。
このカズノコも今まで食べてきた中で一番と言えるほど美味・・北海道産・・。
トラフグ皮と浅葱・・。
今回のテッサは日向灘産・・。
いろんな意見があるのかもしれないけど・・この季節はこの「日向灘」が日本最高の産地なんじゃないでしょうか・・。
残念だけれど秋田じゃないんだよなぁ・・。
三日くらい寝かせてるらしいけど・・この得も言われぬ食感と自家製カボスぽん酢との絶妙な相性は・・唯一無二。
ただでさえ悶絶モノなのに・・。
冷凍していた秋田産マツタケを炭火で炙って・・。
くるーんと巻いて・・❤
ハイ出来上がり・・❤
こーいうのを1+1が3になってるって言うと思うんだよなぁ・・。
うーん・・今ブッ殺されても本望です・・(^_^;)
匠のもう一つの名物はヒレ酒の冷酒・・。
普通ヒレ酒って燗酒で出て来ますよね・・冷酒で出すためにはよっぽどヒレが必要なんですが・・。
ココのはガッツリひれの味が日本酒に移ってて・・今まで飲んだどのヒレ酒よりも美味なんですよね・・。
秋田一トラフグを捌いてるこの店だからこそ成せる業だと思います・・。
そして・・この日のメイン・・トラフグの白子・・。
漫画美味しんぼの海原雄山のモデルになったと言われる北王子魯山人の言葉が頭の中に反芻します・・。
『ふぐの美味さというものは実に断然たるものだ・・これを他に比せんとしても、これに優る何物をも発見し得ないからだ・・・』
魯山人先生・・まったくもってごもっともだと思います・・(^_^;)
この日は秋田錦牛(秋田牛とはちょっと定義が違うけどそれはまた今度)のヒレを・・。
塊のまま陶板焼きしてもらいます・・。
刺しが少なくて大人味・・。
でもこれを一回食べたら、脂身好きな若者もサーロインには戻れなくなるでしょう・・。
トラフグのカマの部分の唐揚げ・・。
ここが一番美味しいところ・・。
で、鍋の王様「てっちり」・・。
採れたてワカメと、茄子と、セリとフグ皮・・。
それと白子がこんなに・・(^_^;)
皮の部分はコラーゲンの塊なので、箸で持っていないとすぐに溶けて行方不明になります・・。
〆のまったけご飯と・・。
あまおう・・。
値段も値段なので、そーそーは来れないけれど・・ココでフグを食べると「オレは今日も勝ったぞ!やってやったぞ!」って気持ちになるんですよね・・。
長年商売をやってると・・そうやってたまに自己確認をして行かなきゃ・・精神的に迷子になりそうになるときがあります・・。
その為に、自分の位置を確認するために来てるんだと・・僕は思っています・・(^_^;)
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