秋田市のちょっと外れにある上新城地区には、僕が監修している居酒屋「とっぴんぱらりのぷ」用の酒器食器を作って貰ってる窯元「須恵沢窯」があるので、打ち合わせやらなんやらでよく行きます・・。
界隈は珍地名の宝庫で、先日紹介した「恐渕」の他にも「塩辛」「雷」「捨り沢」等々、食指を動かされる場所が多いのですが今回は「鼻コシリ」を・・。
秋田市上新城中鼻コシリ(アキタシカミシンジョウナカハナコシリ)は、高速インターのすぐ近くにあります・・。
ココがグーグルマップの示す鼻コシリ・・。
「あきた地名要覧」によると鼻コシリの由来について『荷物を背負って傾斜が急な坂道を登れば地面に鼻をコスらんばかりになる。そのような山坂道がある所の地名を指す』とあります・・。
確かに・・言われてみると・・そんな感じ・・。
同じような地名は秋田市上北手にある大山田鼻古久利、由利本荘市南内越福山にある鼻コクリ、他県においては山形上山市にある高松鼻擦(ハナコスリ)、尾花沢市上柳戸鼻撫(ハナコクリ)に見つけられ、コクリもコスリも転訛方言に当たるので由縁は同じなんだそうです・・。
この地名は東北、それも秋田と山形にしか見つけられないので「出羽の国」特有の言い回しかもしれませんね・・。
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