究極の炒飯とは・・①

僕が今まで体験し得た「究極の炒飯」の世界をシリーズで紹介します・・。

子供の頃、地元秋田で食べていた中華料理店は何処も彼処も油がギトギトで、何でもかんでも餡かけをしてたイメージがあります・・。

それが大の苦手で、高校を卒業し北京に留学することが決まった時、現地に住む際の一番の問題は「食」になるんだろうなと思っていたんですが・・実際に渡中してみるとそれは全くの杞憂でした・・。

本場の中華料理って、秋田で食べてきたモノとはぜんぜん別の食べ物で、何処に行っても餡かけ料理やギトギト油を見ることは無かったんですよね・・。

海外の空港なんかで寿司を食べて「うっなんじゃこりゃ、これは我々日本人の知ってる寿司じゃないぞ!」って思った経験はありませんか・・?

あれと同じような感じといえば判っていただけるでしょうか・・。

特に炒飯の違いは歴然としていて、現地のさもない食堂でさえ、出てくるもの全てが唖然とする程の完成度で、一瞬にしてこの食べ物の虜になりました・・。

 

写真は一昨年、中国南方方面に出張時、リッツカールトンマカオのメインダイニング「麗軒中餐廳(ライヒーン)」で食べた「乾し海老とホタテとアスパラの炒飯」です・・。

中国料理は大別して「北京」「上海」「四川」「広東」の四つに分けられます・・。

その中でもシェア率、完成度、どちらも最高水準といわれてるのが広東料理です・・。

その広東料理の中でも、ミシュランガイド星獲得店であるライヒーンの炒飯は、世界最高水準でない訳がありません・・。

日本の炒飯と違い(長米)を使うので食感から香りから全く異なりますが、具材と米のバランス、クオリティ共に僕が食べた炒飯の中では究極の粋だと思える一皿でした・・。

 

 

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