食い合わせ・・。

秋田県立図書館に所蔵されている自治体の正史『井川町史』に、いにしえから地場に伝わる俗信という項目で「食い合わせの禁忌」というのがあります・・。

一緒に食べてはいけないという食い合わせで、一番最初に思い浮かべるのが「鰻と梅干」とか「スイカと天婦羅」とかなんですが・・「犬と山ごぼう」って・・(^_^;)

むかしは、特に食糧難や飢饉の時には、普通に犬も食べてたんでしょうね・・。

満州や朝鮮半島を転戦しシベリア抑留帰りの雄治郎ジーサンから「一あか、二ぶち」という言葉を聞いたことがあります・・。

犬食が伝統的な食文化であった朝鮮民族の通説で、一番旨いのは赤犬（柴犬系）、二番目が斑犬（まだら）ということらしいのですが・・僕も「四つ足で食べない物は机と椅子だけ」と宣う中国に住んでたし、当時留学生寮の近くに犬専門の焼き肉屋もあったので、この点に関してはあんま抵抗感はないんですけど・・愛犬家の方からすると袋叩きにあいそうな話ですよね・・(^_^;)

ちなみに「鰻と梅干し」の食い合わせを科学的に検証すると、梅干しに含まれるクエン酸が鰻の脂の消化を助ける為、食味も含め極めて相性の良い食材らしく、禁忌の根拠は無いんだそうです・・。

ただ自然由来でない食材が氾濫する現代に置いては、食い合わせの危険というものが存在するそうで、ラムネ系菓子（メントスのような）と一緒にコーラを飲むと胃の中で急激な発泡(メントスガイザー)が発生し、逆流する事によって食道を損傷する恐れがあるそうです・・。

そういわれると一回は試してみたくなりますよね・・。