栗の木の思い出・・。

昨日ひさびさに秋田市太平寺庭にある僕のジーサン(利部雄治郎)の家に立ち寄りました・・。

ジーサンもバーサンも暫く前に亡くなったので、今は無人の廃墟みたいになっているんですが、庭の栗の木はそんなことは意も介さず、毎年初夏になると勢いよく繁ります・・。

ココにくると雄治郎ジーサンが健在だった頃の事を思い出すんですよね・・。

僕が小学生の時、ジーサンが庭に肥溜め用の穴を掘ってたら、見た事も無い縄目の付いた壺の欠片が大量に出てきたんだとか・・。

それをどっかの偉い学者が聞きつけ、調査したら界隈は縄文時代中期に大規模な集落を形成していた土地らしく、出土した土器も郷土の成り立ちを知る上で貴重な資料だという事が判明したそうです・・。

ジーサンの家は「寺庭I遺跡」と名付けられ、学術調査と発掘の為毎日数十人の専門家が通って来てたんですが、それが昼寝の邪魔だとか土器も持っていかれて壱文の得にもならないとか言って突然ブチ切れ、彼らの居ない合間に穴に大量にウンコを注ぎ込み、翌日彼らが来て腰を抜かすほどびっくりしてるのを横目にウキャキャキャと笑ってたと、後でバーサンに聞きました・・。

惨事を免れた土器は、今でも秋田県立博物館に所蔵されています・・。

その後、肥溜めにした穴の上にジーサンと一緒に栗の木の苗を植えたんですが・・もうこんなに大きくなってました・・。

 

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