その分野で唯一無二のクオリティを示し、秋田の食文化形成に多大なる貢献をしてたのに、今では幻になってしまったレストランを少しでも県民の皆様の記憶に留め置いてもらう為に書き記す「秋田のロストグルメ」・・。
第五弾は県内随一の焼き物屋として不動の地位を確立していたのに、10年前に店主の急逝で閉店してしまった「炭屋」さんです・・。
比内地鶏とか何とか豚とか、そーいう大そうな食材を使ってるわけでも無いのに、親方の手に掛かれば何故か食材全てが美味しく焼きあがってしまうという、炭の魔術師とも言うべき特別な技術を持った方でした・・。
あれから地元に何軒か同じような店が出来ましたが、あの時の親方の境地まで辿り着いてる職人には、未だにお目に掛かっておりません・・。
ねじり鉢巻きが良く似合い、元ジャイアンツのラミレスをもっと良い男にしたようなモテモテの色男だったんですけどねぇ・・。
まさか仕込み中に厨房で倒れ、そのまんま会えなくなるなんて・・。
あー、また親方の焼いた豚バラと磯辺焼餅が喰いたいぁ・・。
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