秋田県横手市にある珍地名「嬲沢(なぶりさわ)」・・。
近くを通ったので久々に行ってみました・・。
ここ数年、いろんな文献を調べて見るも、この名前の由来を示す資料は出てきませんでした・・。
たぶん姥捨て、子捨て同様、負の歴史というか正史に載せられるようなエピソードでは無かったからだと思われます・・。
地元の古老達の口伝では、そのむかし界隈は山賊や追い剥ぎが出る峠で、旅人は金品を盗られ、女人は暴行されるような物騒な場所だった、と伝えられているようですが・・。
左手の坂道を上がっていくと嬲沢です・・。
現在、嬲沢は造成工事現場になっていて建築計画が書かれている法令許可看板には、別の(普通の)新地名が記されておりました・・。
まぁ現代までこの悍ましい地名がそのまんま遺ってたって方が奇跡的な事ではあると思うんですが・・。
近々、カーナビ表記も代わってしまうんだろうなぁ・・ちょいと残念・・。
似たような地名に埼玉県秩父の「嬲谷(なぶりや)」、熊本県宇城市にある「嫐迫(わなんざこ)」があり、どちらも男女にかかわる悲惨なエピソードが今に伝えられています・・。
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