鎧ヶ崎の亡霊・・①

秋田犬発祥の地としても有名な秋田県北部「大館市」の正史に、下記の様な伝説が記されています・・。

「大舘十二所の軽井沢に古城がある。戦国の世には額田淡路守の居城であったが、源氏の流れを汲む浅利氏に攻め滅ぼされた。浅利氏の奇策に嵌った額田の軍勢はもはやこれまでと観念し、生き恥を晒すより自ら命を絶とうと多くの武士が眼前の米代川に鎧兜のまま飛び込んだ。その屍は川渕を埋める程で山のような鎧が川底に残され、人々はこの渕を「鎧ヶ崎」と呼ぶようになった。その後城は浅利氏のものとなったが、いくさで落命した武者が毎夜亡霊となって川沿いを彷徨うようになり、それを見た村人は怨霊に取りつかれたのか早死にをした。他にも夜半になると馬の嘶き馬蹄の音、刀を交える音や落ち武者の亡霊を見たという話が今に伝わっている。」

「鎧ヶ崎」という地名は現在地図には載ってないようですが、他の文献を確認すると場所はだいたいこの辺りだと思います・・。

いまだに亡霊が彷徨っているのか、近々現地に赴いて確認してみようと思います・・。

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