昨晩は友人達と「スシュ」に行ってきました・・。
開店してもう4年になるようですが、この店は未だに県内で一番予約の取れないレストランです・・。
一般的な「予約の取れないレストラン」などと呼ばれている処は、一度訪れるとだいたいが次の予約をその場で入れる事が可能です・・。
そうなると常連客が何度もリピートを繰り返すので、必然的に数か月先まで予約が埋り、一見の客は永遠にその店に行かれないってパターンが殆どなのです・・。
ですが、スシュの場合はそーいう反則技的な仕組みを頑なに行わず、毎月15日10時から始まる予約日に、常連だろうが一見だろうが関係なく一斉スタートで電話を掛けて、2時間足らずで翌月の全テーブルが満杯になるのです・・。
このような、お店にとっては不利ともいえる厳格な予約システムを敢えて履行させるのには訳があって、フレンチ不毛の地である秋田の方達に、幅広く本当のフランス料理の素晴らしさを知ってもらいたいという澁谷シェフの願望があるようです・・。
写真の黄色い本は「Gault&Millau(ゴエミヨ)2023」です・・。
ミシュランガイドってのは聞いたことがある人も居るとは思いますが、この「ゴエミヨ」を知ってる方は少ないのではないでしょうか・・。
同じようなレストランガイド誌なのですが、美食の老舗ヨーロッパなんかではミシュランよりも信頼度が高い本、という見かたをする方も多いようです・・。
スシュは今年、この権威ある雑誌で秋田県で最高ランクである3トックを獲得しました・・。
秋田で同じく3トックを獲得したのは「すし匠」と「レメデニカホ」の2店のみですが、その中でも特に、顧客の味覚の中心線に確実にセンタリング出来る渋谷シェフの感性は図抜けていると思います・・。
今回一番印象に残った皿は「ホタテと金茸と大黒シメジのトリュフ仕立て」でした・・。
昨今、くだんの謂わば予約の取れないレストランに行ってもなかなか満足出来ないのは、たぶん彼らは店のキャパ以上に客を入れ、尚且つ1日何回転もさせるので、スタッフとの分業制とベルトコンベア作業のようなシステム化が進み、シェフが全ての皿の管理を出来てない事に機縁する味のブレが原因なんじゃないかぁと思うんですよね・・。
そうなると、お店が一人一人のお客さんと真摯に向き合うことなど出来るわけも無く、そんな店が本当に美味しいモノなんて出せるわけがないじゃん!とも感じています・・。
ま、一度そーいったお店とは真逆に位置するこの店に行ってみてくださいな・・。
こんな長ったらしい解説をしなくとも、僕の言わんとしてることが一発で理解して頂けると思います・・。
秋田は素敵なレストランがたくさんあっていいですね
こちらのお店に関しては予約のハードルが高すぎていける機会はなさそうですが
ひろしさんのブログやSNSで十分楽しめます♪
いつもためになる写真ありがとうございます
大沼さん。
今度来られるときはタイミングを見計らいますので是非一度!