ニガコ石を探して・・⑥

まずは僕が先週末、粒あんこさんに場所を教えてもらって撮影した現地の写真と「秋田の昔話・伝説・口承検索システム」にアップされてる写真を見比べてください・・。

 

ウリ二つでしょ・・(^_^;)

撮影場所の角度も同じにしてみました・・。

情報は正しかったんですね・・。

粒あんこさん、ありがとうございます。

まずは秋田市からR13を大曲方面に向かい、協和峰吉川の坂を下ると右手にファミリーマートが見えてきます・・。

そこを通り越して100mぐらい進むと左手に目立たない野菜販売所があり、その斜向かいの杉林の中にお地蔵様があり、その右隣に5つの石が並んでいます・・。

野菜直売所のオバちゃんに事情を説明したら、地蔵様の隣の家に一緒に聞きに行ってくれました・・(^_^;)

このオバちゃんが話してくれたことを口伝としてそのまんま書き留めておきます・・。

「ぬ、ぬがこ?う、うし?夜中に哭くど?ワラスの声で?あえェ、そえだばオエ60年もコゴサ住んでるども聞いだごどねでゃ・・。根岸集落だばこのムガイの田んぼのあだりの事だがら間違いねどもよ。ただよ、このでっけボヅボヅの石見でみれ、他の石は庚申塚で庚どが申どがって書いでるべ、んだどもこの石だげは、なーんも書かれでねーんだや・・こえのごどだべが?」との事・・。

たしかに、真ん中の石には薄ら申の字が見えるし、右側は庚申塚(庚申塚を簡単に解説すると古来から村はずれに置かれていて厄災を遠ざける為の守り石)のようですが・・この左の石だけ何も書かれていないし、長年の風化の為か、もしくは川に長らく置かれて浸食されているのか、穴というか窪みが多く、明らかに石の種類が違います・・。

もしかしたら伝説のニガコ石は、これかも・・さっそく耳を当てて音を聞いてみたのですが・・日中だからなのか何も音は聞こえませんでした・・。

オバアちゃん達はこんな事も言ってました・・。

「ヌガコウシだば判らねどもよ、この地蔵さんの上の山さ、祠で祀られてる石あるもの、今その祠が壊れて剥き出しになってるども、その石さ触れば死んだり病気になるってのは昔がら言われでだんだどもな・・あそこの〇〇どが、△△どがも死んだしな」との事・・。

コレって・・菅江真澄が記してた『協和村峯吉川の小沢という地の菅神社の付近にある石で、この石を汚してはならないといわれ、あやまってふみけがしたりすると病気するという』のことなんじゃなかろうか・・。

この上・・↑↑

今回は山に登るようなカッコはしてきてなかったので、次回ちゃんと準備をしてきてからお婆ちゃんたちにその石に案内して貰う事にしました・・(^_^;)

ニガコ石も夜に来なきゃ哭かないしな・・。

 

 

ニガコ石を探して・・⑥

ニガコ石を探して・・⑤

 

ニガコ石を探して・・④

ニガコ石を探して・・③

https://hiroshidesu.com/2018/06/22/%e3%83%8b%e3%82%ac%e3%82%b3%e7%9f%b3%e3%82%92%e6%8e%a2%e3%81%97%e3%81%a6%e3%83%bb%e3%83%bb%e2%91%a1/

https://hiroshidesu.com/2018/06/20/%e3%83%8b%e3%82%ac%e3%82%b3%e7%9f%b3%e3%81%ae%e8%a1%8c%e6%96%b9%e3%83%bb%e3%83%bb%e2%91%a0/

コメントを残す