リュウグウノツカイを食す・・。

「発見は天変地異の前ぶれ」

「日本における人魚伝説の多くはリュウグウノツカイに基づく」

「生態については殆ど解っていないが現生する硬骨魚類最長(11メートルの発見例有り)」

「西洋諸国におけるシーサーペント(海の大蛇)等、世界各地の巨大生物伝説の元になったと考えられている」


等々、数々の伝説に彩られる超稀少深海魚「リュウグウノツカイ」・・。

それが先週、秋田県南方の仁賀保漁港で偶然漁師の網に掛かったそうです・・。

そーいう場合は、水族館とか博物館で研究資料や標本になるのが普通なんですが、なぜか地元のフレンチレストランに持ち込まれ、実際に食べる事が出来るという事で、いろんな予定をキャンセルして遠路はるばる行って参りました・・。

此方がリュウグウノツカイの魚体をカットしたもの・・。

調理する前に触らせてくれたんですが、魚類のモノとは思えないぐらい硬くザラザラしていて、どっちかというと鰐皮のイメージ・・。

この皮目の部分は硬くて食べれないらしく、白身だけ提供されました・・。



ネット上に「食べたら美味しくなかった」とか書いてる投稿もありましたが、もしかしたらそれは漁師さんとか素人の方が調理したか、腐ってたからなのかもしれません・・。

実際のリュウグウノツカイの味は、例えるなら太刀魚をもっと淡泊にしたような味で、食感に特徴があり、半茹での卵白と生ボタンエビを足して二で割ったような不思議な弾力がありました・・(益々解りづらいですか?)

秋田でも有数の料理人(レメデニカホ・渡辺シェフ)に絶妙にソテーされ、食感用にポテチを合わせた皿は、ウワサと違い実に美味かったです・・。

まあこんなの・・生きてるうちに再度巡り合うことは無いんでしょうね・・。

コメントを残す