同感・・。

最近は自民党の中でも蚊帳の外状態にある石破茂さんですが、ディリー新潮のインタビューで久々に良い事言ってるなと感じたので一部抜粋し載せてみます・・。

「コロナ禍になってもう1年以上が経つ中で、メディアは何に効果があって何になかったのか検証するべきです。

昨年の感染流行初期には専門家とされる方々は「外で散歩している時や広いところで運動している時などはマスクをしなくても構いません」と仰っていたはずです。  

ところが、いつからか一歩外に出たらマスクをつけなくてはいけないという空気になりました。

人のいない所での散歩やジョギング中にまでマスクをつけなくてはならないという「雰囲気」は、いったいどこからきたのでしょうか。  

テレビを中心としたメディアでは、日々発表される都道府県の検査陽性者数のみを大きく取り上げ、「専門家」が登場してこれを論評する、ということを繰り返しています。

街頭インタビューで紹介されるのは、市民の「怖い」という声ばかりです。

これで不安が広がらないはずはありません。  

一方でテレビではまた、コロナの影響で営業自粛を続けている飲食店の苦境、仕事がなくなったエンターテイメントビジネス関係者の声などを取り上げます。

このような人々は、ある意味で不安を煽る報道の犠牲者でもあるという意識は、メディアの方々にはないのでしょうか。

新型コロナウイルスについて、次のようなことがどれだけ伝えられてきたのでしょうか。

①この1年でこのウイルスに関する解明が進み、治療法がある程度確立したこと、それにより重篤化や死に至る危険性は当初に比べて相当程度減少したこと。

②重篤化が顕著にみられるのは自然免疫が低くなっている方(放射線治療を受けるなど)、高血圧、高脂血症、糖尿病などの方であること。

③人口当たりの死亡率はアメリカの30分の1であること。

④死亡者数は季節性インフルエンザの半分、ガンの100分の1程度であること。

⑤欧米各国では年間の死亡者数も増えたのに対して、日本では2020年の死亡者数は前年よりも減少したこと 。 

変異株の登場によってある程度変わるところもあるかもしれませんが、少なくとも今までの報道を見る限り、こうした指摘をする医師や学者はメディアでは殆ど見かけません。

実際にはこうした指摘をしている専門家も存在しているのですが、あまり起用されないのかもしれません。  

少なくともさまざまなデータを冷静に比較して出すべきです。  

万が一にも不安を煽ることが視聴率のアップに繋がるなどと考えているような人たちがいるなどとは思いたくもありませんが、メディアにはいろいろな意見や情報、事実を公平に報道する姿勢を強く望みます。  

新型コロナウイルスを決して侮ることなく、「正しく知り、正しく恐れる」ことが必要です。

これが当初、メディアでも言われていたことのはずですが、今は「正しく恐れる」状況から逸脱してはいないでしょうか。  

ありとあらゆるエネルギーが新型コロナ対策に費やされ、まるでその他の懸案は無いかのようなことになっています。

その他の問題について口にすると、「それどころではない」と批判されかねない雰囲気もあります。

しかし、その他の問題がコロナ禍の終息を待ってくれているわけではないのです。

この新型コロナ禍以前には少子高齢化こそが国家の最重要課題であり、最大の危機であると言われていました。

私はいまでもそうだと考えていますがこの問題はコロナで消えたわけではありません。

それどころか、この1年で少子高齢化は10年進んだと言われているのです。

空前の産み控えが進んで、2021年の出産数は年間80万人を切るという予測が出ています。

新型コロナ対策の自粛の影響により、うつ、糖尿病、認知症が増えたとも言われています。

外出制限による運動不足などにより免疫力が下がっていることも指摘されています。

精神的、経済的に追い詰められたことで自殺者も増えています。

がん検診も減っており、早期発見数が減って、がんによる死者が増えるのではないかという危惧を口にする人もいます。

こうしたことをすべて後回しにして、政治のエネルギーや、国民の力のほとんどを新型コロナ対策に注ぎ込み続けていいとは、私には思えません。

こうした疑問を口にすると「コロナ対策をないがしろにするのか」と批判されます。

それが嫌だから皆が口をつぐんでいるのでしょうか。

「ゼロコロナにして、その他のことはそのあとで取り返せばいいじゃないか」そのような考えを述べる方がいます。

しかし、そうした方はもしもゼロにできなかった時にどうするのか、またゼロにするのに何年もかかったらどうするのかについては答えてくれません。

それに、その他の問題は、本当に終息した後で取り返せることばかりなのでしょうか。

私はむしろウィズコロナの時代は当分続くという前提で考えなくてはならないと思っています。

その前提に立てば、この1年間、放っておいた問題にも戻って考えなければなりません。

新型コロナウイルスを侮るのではなく「正しく恐れる」というのはどういうことなのか、何故リスクの相対化ができないのか、メディアリテラシーの低さは何によるものなのか等々、考える材料を提示しています。

内政のみならず、外交や安全保障面においても中国や北朝鮮など、幾多の懸念が存在しますが、これらも「正しく恐れ」なければ日本は重大な結果に直面することになるのではないでしょうか。」

 

僕もずーっと考えてた事なんですよね・・。

ワイドショーや偏ったメディアが煽ることで、情報が少なく妄信しがちな高齢者の多い地方では、既に集団催眠ともいうべき状態になってる気がします・・。

誰かが勇気を持って、たとえ村八分扱いになったとしても「このゼロには成らないリスクのどれかを取捨選択をして生きて行くしかない」と伝えていかなければ、現状の閉塞からは抜け出せないと思うんですがねぇ・・。

 

確率の話・・。

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