「カラス」って真っ黒で同じような大きさ形をしてるから一種類しか居ないもんだと思ってたんですが・・実は世界には130種類、日本には7種類ものカラスが居るんだそうです・・。
その中で、我々が普段見掛けるのは「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」の二種類です・・。
読んで字の如く、ハシブトはクチバシが太くて鼻筋が高いタイプ、ハシボソは細くてスッとしたタイプなのですぐに見分けが付きます・・。
ちょっと信じられないかもしれませんが、我々日本人は昭和初期まで、普通にカラスを食べていたんだそうです・・。
肉食や脂分を常食としているハシブトの肉は、悪臭に加え苦みエグミがあり、モノ凄く不味いんだけど雑食のハシボソの方は肉にホンノリ甘みもあって美味しいらしいのです・・(ほんまかいな)
当時の文献にはいろんなカラスの料理方法が載っているんですが、中でも代表的なのが「カラスのロウソク焼き」というものだそうです・・。
まずは捕まえたカラスの羽を捥ぎ、肉を骨ごと叩いてネギ、山椒、味噌で味を調えナメロウ状にし、太串に貼り付けてキリタンポのように焼いたら出来上がり・・その見た目がロウソクのように見えるからロウソク焼きなんだとか・・。
秋田でも最もカラス食が盛んだったのは由利本荘地区で、縁日の屋台にはお面や綿菓子のみならず、カラスまでぶら下がっているのが通例だったようです・・(^_^;)
昭和中期になって「カラスを食べる」=「恥ずかしい」「貧乏者」という風潮になったことにより、急激にカラス食は見かけることが無くなりましたが、長野県上田市では今でもお店で出してる所もあるようです・・。
今度出張の際には是非食べてみたいと思います・・。
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