会社の駐車場の雪寄せのため、毎朝早めに家を出ます・・。
今朝もずいぶん寒いなぁと思ってたら、車の温度計がマイナス6度にもなっておりました・・。
でも皆さん、これぐらいでガタガタ言ってはいけません・・。
世界にはもっと過酷な極地があります・・。
寒さで思い出すのは中国黒竜江省(ロシアとの国境)の斉斉哈爾(チチハル)という街でした・・。
写真は1986年に斉斉哈爾在住の朝鮮族の友人に会いに行った時撮影したものです・・。
界隈は中国でも最極寒冷地で、僕が訪れた12月初旬でもマイナス30度は軽く超えていたんですが、昨年なんかはマイナス49.7度を記録したんだとか・・。
街にはロクなホテルが無いとかで、友人の自宅に泊まることになったんですが・・こーいうことを言っちゃ何なんだけど、その生活ぶりは想像を絶するくらい過酷なもんでした・・。
当時の中国東北部の田舎は、家屋に風呂やトイレが併設されていないのが一般的で、斉斉哈爾の街自体にも風呂屋は一軒しかありませんでした・・。
トイレも家から200mも離れていて、扉も仕切りも無く、長方形の穴が20個ほど放射状に配列されている共有型(二階に上がっていき一階に家畜がいる)のみで、毎朝隣人と円陣を組み世間話をしながら用を足しました・・。
部屋に朝鮮族特有のオンドルがあるのは有難いのですが、彼らに入浴という習慣は無いので布団に蚤シラミも大量に生息していて、何故か僕だけ全身数百か所も刺され、到着一日目で気が触れそうになりました・・(結局帰る電車が無くて2週間滞在)。
上を見ても下を見てもキリはありませんが、ある程度温暖である程度裕福な日本ってつくづく幸せな国だと思いますよ・・。
コメントを残す