先週末、ウチの会社の得意先の社長さん達と、京都研修?に行っておりました・・。
アテンドしてくれたのは、現在奥様(元祇園№1芸妓)の実家である京都に住み、彼是30年来の呑み仲間としてもお付き合いをさせていただいておる、通称「悪先輩」ことS氏です・・。
S氏は、以前「川反(秋田の歓楽街)の生き証人」とか「最後の遊び人」とも謂われた、僕が羨望する先輩のひとりです・・。
最近「遊び人」という言葉は死語というか、反社会的なイメージにすら成りつつありますが、我々昭和を生きて来た野郎連中の間では、尊称とも言うべき、これ以上ない誉め言葉でもありました・・。
それなのに・・いつから日本はこんなにもセセコマシク、他者の目ばかり気にし、やりたいことも出来ないような世の中になってしまったんでしょうか・・。
あの大らかだった、男が漢で居られた時代が懐かしい・・。
今回、S先輩が予約してくれたのは京都の花街祇園に在る「のぐち 継」さん・・。
食べログ上位に名を連ねるような有名店ではありませんが、一品一品我々食べ手の琴線の中心に寄り添うような素晴らしい料理に、一同感嘆の声がとまりませんでした・・。
そして何より皆の評判が良かったのが、その量です・・。
昨今、人気店、有名店といわれるレストランでは、常人では食べきれない程の量を出して満足してもらおう!的な店が当たり前になってきました・・。
それで手頃な値段設定なら文句はありませんが、残念ながらその殆どが以前の巷間価格の倍以上ってなことになっています・・。
そりゃ若くて大食漢の人には問題ないかもしれないけど、僕のような年齢の一般人はもうそんなに食べれないし、フルコース=拷問以外の何ものでもないんですよね・・(^_^;)
そーいう世の中のトレンドに辟易してたなか、此方はハーフコース的に5.6皿程用意し、あとは個々のお腹の具合と相談して、少なけりゃアラカルトでお好きなモノを追加ってスタイルでした・・。
これがホントに心地よかった・・。
最高のオモテナシって、こーいうところにあるんだよなぁと感じつつ、この店を選んだS先輩の慧眼に改めて尊敬の念を深めました・・。
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