先日、仕事で男鹿半島に行ってきました・・。
現場から少し離れてたけど、ランチは入道崎の先端に在る「美野幸(みのこう)」さんへ・・。
秋田県内で「石焼料理」を提供するお店は数多ありますが、やっぱ№1は此方のお店じゃないでしょうか・・。
石焼料理はその昔男鹿半島の漁師たちが番屋で食べる為に考案したと言われていて、網にかかった鯛や海藻、ネギなどを水を張った桶に入れ、そこに真っ赤になるまで熱した小石を次々に放り込んで一気に煮込み、味噌を加えて調味したのが起源だそうです・・。
彼らがそれを知っててやってたのかは判りませんが、石焼きという調理方法は実に理にかなっていて、普通に加熱して鯛を煮込むよりも、急激に水温を上げる事によって魚体に旨味を閉じ込める効果が有るらしいのです・・。
この調理法に欠かせない石は、男鹿では「生き石」「金石」とも呼ばれている火山岩で、これでなければ鍋に入れると熱収縮の影響で一瞬で粉砕されるそうです・・。
そこあたりへんの石を勝手に放り込んでマネしてやったとしても、飛び散って食べる前に怪我をするだけなので止めておきましょう・・(^_^;)
美野幸の石焼きは本来伝承されてきた味付け(味噌味)と異なり、塩味の山椒風味で、潮汁のようなサッパリとした口当たり・・。
鯛も石焼独特のブリッブリに絞まってて良い感じです・・。
定食にすると鯛の刺身も付いてくるので、今回はご飯の上に乗せ、石焼の汁と山葵と白胡麻を振りかけ、鯛茶漬けにして食べてみました・・。
こーして食べると、ちょっとこれ以上のモノはなかなか見つけられないぐらい美味ですよ・・。
秋田名物の鍋というと、だいたいの方が「きりたんぽ鍋」を連想しますが、石焼きももうちょっと知名度が上がってもおかしくない食べ物だと思います・・。
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