会社の金庫の中からまた昔の写真が出て来ました・・。
日付は1987年2月2日・・。
たしか留学先の授業をさぼり、二か月ほどアジア放浪の旅に出ていた時のものです・・。
中国雲南省昆明から二週間に一本しか飛んでないというビルマ(現ミャンマー)行きの飛行機に乗り、田舎の学校のグランドみたいな草ボウボウ状態の国際空港に降り立ったら、原住民にバナナの葉っぱに包まれた得体の知れないオコワ弁当を売り付けられました・・。
それを食べた直後から酷い食アタリになり一週間ずーっとボロ宿でぶっ倒れてたんだけど、外国人は一律ワンウィークビザしか取れなかった時代だったので、咎められる前にムリクリ床から起きてバンコクに脱出しようと野っぱら空港行きのバスを息も絶え絶えで待ってる時の写真です・・。
当時ビルマはクーデターが頻発する軍事政権下で、僕が脱出した数か月後に最高額紙幣(日本でいう1万円札)を前触れもなく紙切れにするという無茶苦茶な国だったので、ちょっとしたことで拘束されかねない治外法権国家だったんですよね・・。
一緒に貼ってるのはその時のバスの切符です・・。
当然グーグルや乗換案内があるわけでもないし、ビルマ語やビルマ数字も全く解読不能だったので、行き先も判らず半ばヤケクソで、このビルマの竪琴みたいな坊さんと一緒にバスに乗ったような記憶があります・・。
もうこんなムチャな旅をすることも無いとは思うけど、怖いものが無かった(もっと馬鹿だった)あの頃が懐かしい・・。
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