悪先輩と呑む・・。

昨晩は、薬屋のS先輩と秋田市山王に在る「酒盃」さんに行ってきました・・。

S先輩は、江戸時代から連綿と続く秋田一の薬局チェーンを営む傍ら、僕に若い頃から川反(秋田市の歓楽街)でいろんな悪い遊びを教えてくれた夜の師匠とも言うべき方です・・。

当時僕等には数多の遊び人仲間がいたんですが、ここ20年でそれぞれ家庭に入り飲み歩かなくなったり、会社が傾いてそれどころじゃなくなったり、病気をしたり死んだりした方もいて、こーやってずーっと変わらず呑気に遊んで歩いてるのは今や僕等だけになりました‥(^_^;)

写真は親方が冷蔵庫の奥から出してくれた秋田県湯沢市の銘酒「両関」の希少酒、裏雪月花と店主の沖口親方・・。

此方は秋田県横手市の酒蔵「天の戸」の杜氏だった森谷さんの遺作・・。

森谷さんは芳醇濃厚な秋田酒を全国に広めた先駆者であり、天才的な感覚と誰にでも優しく振舞う人間性を併せ持つ秋田の宝のような方でしたが2019年の7月に肺梗塞で倒れそのまま帰らぬ人になりました・・。

このお酒も、もうこれでお終いで二度と飲めなくなるでしょう・・。

酒盃のお造りは、切り身に更に細かく包丁を入れ数時間寝かして供されるので、他の店では味わえないネットリ感を味わえます・・。

秋田のお酒で好みを三本挙げてくれと言われたら、此方は必ず入ります・・。

由利政宗の通称「ナンバリング」・・。

比内地鶏を部位ごとに切り分け、目の前で陶板で焼いて食べるというスタイルのお店は、秋田県内でも此処だけだと思います・・。

さすがは食べログの居酒屋部門で全国一に輝いたのは伊達では無いというか、何から何まで納得させられた夜でした・・。

 

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