行きつけのレストラン「Ichi」の蓑原シェフから「カガブさん、春熊が手に入ったんですが、食べにきませんか?」とお誘いがありました・・。
皆さんのイメージとして、熊肉って硬くて、赤黒くて、獣臭いイメージがありますよね・・?
まぁたしかに、秋田県内の郷土料理屋なんかで出て来る熊肉って、そーいうシロモノが多いのは事実です・・。
でもね、チャンとした時期に、チャンとしたマタギ(猟師)が、チャンとした仕留め方や解体方法(血抜き)を施すことによって、他の肉とは比べ物にならないぐらい超絶美味なる食材にもなるんですよ・・。
誰が名付けたのか、関西では月の輪熊の鍋を「月鍋」と呼ぶそうです・・。
秋田では醤油仕立ての「熊かやぎ」とか、味噌で骨ごと煮込む「ナガセ汁」とかが有名ですよね・・。
だけど残念ながら、僕が今まで食べてきた物は何方も、洗練とはかけはなれた田舎臭い味付けの家庭料理と言わざるを得えない鍋でした・・。
ですので、こんな旨味が強くて綺麗な味(京風?)の熊鍋は初めて食べた気がします・・。
一般的に一番熊の美味しい時期は冬眠直前と言われておりますが、その次はこの時期に取れる春熊だそうです・・。
阿仁で獲れた月の輪熊に、地元で採れた花山椒、山菜、キノコも入っておりました・・。
さっと湯がいて出来上がり・・。
うーん・・流石に一流の料理人が出す熊は違いますね・・。
最近食べた鍋物(しゃぶしゃぶ)の中では、間違いなく一番美味しかったです・・。
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