先日、新聞に挟んであったチラシを何気なく見ていたら、思わず目ん玉が飛び出そうになりました・・。
「貴州芽台(マオタイ)酒 現金買取510万円」と書かれております・・。
このお酒に詳しくない方は、なんだかやたら高い酒なんだね~くらいにしか思わないかもしれませんが・・1986年から88年まで北京で暮らした僕からしてみると驚くべき金額なのです・・。
マオタイ酒自体は昔から有名で、1972年の日中国交正常化式典の宴席では田中角栄と周恩来が乾杯に使った酒でもありました・・。
僕も夏休みなんかで一時帰国する時には、空港の免税店で手頃なお土産として買って帰ってたんですが、その時は一本8元(日本円で150円)だったんですよ・・。
150円ですよ・・。
当時の北京の公務員の平均給与が日本円で3000円/月程度だったので、それはそれで妥当な値段だと思ってました・・。
それが寄りにも寄って510万円だなんて・・3万4千倍じゃないですか・・そんなことってありますか・・(^_^;)
まぁそれもサントリーの50年モノのように、途轍もなく美味しかったらまだ辛うじて許せる気もするんだけれど・・原材料が(高粱)コーリャンですよ・・言っちゃなんだけど鳥の餌ですよ・・。
当時の留学生の間では、マオタイ酒を呑むのは一気呑みの罰ゲームの時だけだったのに・・。
昨晩実家に連絡して、あの時お土産に買ってったのが物置に残ってないかさっそく確認中です・・。
ちなみにもう一つ驚く話が・・。
この「貴州茅台酒」を蒸留している白酒メーカーは上海マーケットに上場しており、株価は現在は2,038元で時価総額2.56兆元(約43.5兆円)に達し、トヨタ自動車の時価総額約32兆円を超えいるんだそうな・・(驚)
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