あの時なにをしていたのか・・⑥

本日は3月11日・・。

いまから13年前、その日、我々東北人にとってどうにも忘れられない出来事が起こってしまいました・・。

これは2011年3月のフォルダに保存されていた写真です・・。

震災の数日前、僕は友人と宮城県気仙沼市にある居酒屋「福よし」にいました・・。

福よしは「日本一焼き魚を美味しく焼く名人」と評判の村上健一さんが経営するお店で、この写真は津波で倒壊する前の旧店舗の写真です・・。

村上名人が強火の遠火でゆっくり焼き上げる吉次(キンキン)は、外皮がバリっとした食感ながら身は瑞々しくジューシーに保たれており、既に死んでるはずの魚なのに新たに魂が吹き込まれているようにも感じます・・。

福よしは翌年2012年夏、斜向かいに店舗を再建し、震災以前と同様に営業をしておるので名人の技は今でも味わえるので興味のある方は是非・・。

ちなみにそこで学んだ(見学だけど)職人のいる店が、僕のプロデュースしたお店にもいますので、遠出したくない方はそちらへどうぞ・・(^_^;)

二次会は、セット料金2000円だという気仙沼港沿いの古びた小さなスナックに行きました・・。

店は年配のママと二十歳前後と思わしきバイトの女の子の二人で営業していて、僕等の席に付いたその子は、毎日車で一時間ほどの陸前高田のアパートから通ってるという三陸訛りの可愛らしい人でした・・。

帰り際に渡された名刺にメアドが書いてたので、震災直後「大丈夫でしたか?」と連絡をしたんだけど、返信はありませんでした・・。

数多訪れる酔客に、いちいち返信しないって事だったら、それはそれで良いんですが・・。

 

あの時なにをしていたのか・・⑤

 

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