この状況・・。

珍地名「有耶無耶(うやむや)の関」調査後、トイレを借りに近くにある「道の駅象潟」に寄りました・・。

隣接するフードコートの方からなにやら昭和っぽい音色が聞こえて来たので、気になって見に行ってみたら・・この悲惨というか痛切というか、心抉られる光景が目の前に・・。

近くに居た店員のオバちゃんに聞いたら「青木ナントカさん」?とかいう東北出身の見たことも聞いたこともない演歌歌手のリサイタルショーらしいのですが・・もう始まってる時間帯なのに、この状況・・。

青木なんとかさんが「そこのお父さん、そんな遠慮なさらずにもっと近くに来ても良いですからっ!」と再三呼び掛けるも・・誰も動かず(動けず)・・。

「あ、そこのお兄さん、今日は特別に写真とか撮っても構いませんよっ!・・普段はお断りしてるんですが特別に許可します!肖像権とか煩く言いませんからっ!どんどん撮っちゃってくださいィィ」と遠くから眺めていた僕にまでマイクで声を掛けてくれたので、居たたまれなくなってパチリと撮ってみました・・。

フードコートのオバちゃん達も精一杯盛り上げようとしてるようですが・・虚ろな目をして歌う彼に、その声は届いてたんだろうか・・。

心の底から同情するも、時間も無いので隙を見てその場を後にしました・・。

青木ナントカさんの「あーたのむ、行かないでくれ、後生ですからもう少し居てください!」という心の声が聞こえて来たんだけど・・怖くて振り向けませんでした・・。

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