食べログアワード2022・・②

過去の記事と多少重複しますがお許しを・・。

最近まったくテレビで見る事も無くなってしまいましたが、秋田の飲食店が全国的に脚光を浴びるきっかけを作ってくれたのは、お笑いコンビアンジャッシュ渡部さんのお陰だと僕は思っています・・。

当時芸能界のグルメ王として確固たる地位を確立していた彼は、奥さま(佐々木希さん)が県の観光大使ということもあってか、他県よりも多少贔屓目?に秋田のお店を紹介してくれました・・。

そのおかげで、秋田県は旅行と美食とインスタ発信が趣味の「フーディー」と呼ばれる方たちの格好の目的地となったわけです・・。

一泊二日で秋田に来る場合、その日の晩が「日本料理たかむら」か「酒盃」、二次会はバー「ル・ヴェール」、翌日は昼営業もしている「秋田てんぷらみかわ」でランチをして夕方の飛行機で帰るという「渡部ルート」ともいうべきルーティンが、ここ数年来フーディー達のトレンドでした・・。

 

「食べログアワード」って、食べログで5点満点の4点以上の高得点レストランのみエントリーされるんですが、それには最低条件として「一定数以上の口コミ(レビュー)数」が必要になります・・。

だけどその口コミを書く「レビュアー」は各県の人口に比例していて、大都市に比べ地方は極端に少ないので、どんなに美味しくサーヴィス抜群のレストランだとしても、田舎という地理的不利の為点数が上がらず、実力があっても日の目を見ない店が数多あるんです・・。

ですが渡部ルートで移動するフーディの中には、地元以外の食べログレビュアーも相当数含まれているため、食べログ本部側が地方用に設定していたアルゴリズムが機能せず、ルーティン上のお店は実力以上に点数が上がっていきました・・。

その傾向は他県よりも、渡部さんの思い入れのある秋田県に顕著に表れ、結果東北随一のアワードエントリー数に繋がったとも考えられます・・。

このことは図らずも弊害を生み、地元民の認識では同レベルのレストランなのに、彼に紹介されるか否かで、世間の評価や集客が極端に分かれるという副作用があったのは事実で、残念ながらそれによる飲食店間の不協和音も少なからずありました・・。

まあそういう歪な格差を生んだことも確かだけれど、それ以上に渡部さんが秋田の飲食店全体にもたらした集客効果は絶大で、先般引き起こした騒動によって奥様の佐々木希さんのように不利益を被った方もいるとは思うけど、地元の飲食店にとって彼の存在は功罪の「功」の方しかなかったんじゃないかと思うんですよね・・。

それなのに秋田にはもう来るな!とか、裏切り者とか、心無い書き込みがネット上にあったようですが・・一方向しか見ていないムラ社会の秋田っぽい残念な話だと思います・・。

どのみち彼ほど条件の整った飲食インフルエンサーが今後秋田に現れるという奇跡は、もう無いかもしれません・・。

これはちょっと深刻な話です・・。

コメントを残す